皮革製品
アゾ化合物は、特に赤、橙、黄色など非常に鮮明な色を呈し、皮革工業において染料として広く使用されています。欧州指令2002/61/ECにおいて、一つ以上のアゾ基が還元開裂することにより22種類の発がん性芳香族アミン類を生成するアゾ染料の使用が制限されています。
現行の試験方法に規定されている試験条件では、4-アミノアゾベンゼンの誘導体を基本とする染料は、アニリンとp-フェニレンジアミン(PPD)に還元されることがあります。これら二種類のアミンは22種類のアミンにはリストされていません。しかし、皮革染色によく使用され、このような制限を受けないものの、この二種類のアミンを生成する染料があります。このことは、規則に準拠している製品から、制限されているアゾ染料の含有が誤って検出されることになります。この点が、需給間に論争をもたらす要因となりえます。
ETADは、染料製造者、下流の加工業者、小売業者および規制当局に対し、文書により状況について注意をうながしました。この情報は、準拠していないとして誤った表示がなされている製品の減少に役立ちました。
ETADは、分析結果を評価し、知見を公表することについて幅広い経験があります。課題を議論し行動するために、専門家、産業界、顧客および行政に有用な情報基盤を提供しています。
上述した事項の詳細についてはConfederation of National Association of Tanners and Dressers of the European Community (COTANCE)との協力によって出版されたETADの情報誌に記載されています。
